モリンガは世界中で何種類ものモリンガが存在しています。
北インド産が発祥ともいわれていますが、
大まかにいうとアフリカ系とインド系の2種類で、
そこから各地域に枝分かれして、その風土に合った成長をしているようです。
もともと暖かい地域であれば育つモリンガですので
東南アジアでも自生していますし、世界各地に広がっているわけですね。
しかし暖かいだけでなく、
土壌や1年通しての気候の変化もモリンガの成熟に影響しているようです。
例えば、それは葉の大きさに見られ、
北インドやアフリカ産の種は葉が大きく、それに比べ東南アジア産は葉が小さい傾向です。
「太陽の食卓」では主にタイ産を使用していますが、
実際に大きな葉をつけており北インドの流れですね。
また日照りが長くても雨が多くても味が微妙に違うようで、
例えばモザンビークやフィリピン産は苦みが強く感じます。
「太陽の食卓」では現在使用しているタイ産がしっくりきました。
そのタイでは、モリンガの生葉や、生の実を調理で使いますし、
粉末をカプセルに入れたサプリも売られてます。
病院やクリニッでも勧めているところもありますので
古くから人々を支えてきた植物なんだと感じます。
また食としてだけでなく、美容でも活用されているモリンガ。
タイでは韓国のバイヤーさんがとても多くいるようで
ますますモリンガの需要が高まるのではと思います。
実際に催事で偶然出会ったタンザニアの女性からは、
母国でのモリンガ活用を伺いましたが、
本当に人々の生活に根づいているんだなと思いました。