モリンガの種が水を変える
モリンガにはさまざまな力が備わっていますが、そのひとつが「浄化力」です。
古くは旧約聖書のエジプト記15章の中にも登場しています。
メラで飲めるような水でなく、民がモーセに何を飲めばいいのか?との問いに、
モーセは1本の木を示し、それを水に投げ入れると水が甘くなった、とあります。
この木がモリンガであり、
水の浄化力を表現した記述と考えられています。
モリンガの種の中身の白い部分があるのですが
これを食べた後に水を飲むと、驚くほど甘く感じます。
実際に泥水にモリンガの種の中身をすりつぶして混ぜて、
数時間を比べてみました。
種が無いものと比べると、全く違いますよね!
これには私たちも本当に驚きました。
この浄化力の秘密は、種に含まれるレクチンというたんぱく質。
水の中に溶け込んでいる浮遊物や微生物を吸着して沈殿させる凝固材の役目を果たしています。
さらに、種の成分には細菌や微生物の細胞膜を破壊したり、活性を阻害する物質が含まれており、
大腸菌、黄色ブドウ球菌などの細菌やバクテリアに対しても
抗菌作用が働くことも分かっています。
命を救う可能性をもつモリンガ
世界には、水処理技術を必要としている地域がたくさんあります。
毎年、世界中で200万人以上の人々が「汚染された水」で命を落としていて
その大半が子どもです。(出典:モリンガの奇跡 大山知春 著)
貧困や栄養失調はもちろん、
環境問題においても救世主となる存在であり、
国連でも注目されているモリンガなのです。