モリンガによるカーボンニュートラル実現の可能性

スタッフの日記

カーボンニュートラルとは、
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること、
つまりプラスマイナス「0」にする事です。

発端は2015年のパリ協定をうけて
世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をするという世界共通の長期目標に向けた取り組みのひとつであり、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」を目標に掲げています。
※環境省:脱炭素ポータルサイトで詳しく>>>

温室効果ガスとは、
大気中の二酸化炭素やメタンなどのガスの総称ですが、
2010年の気象庁によると二酸化炭素が7割以上を占めています。
(出典:気象庁 温室効果ガスの種類)

・二酸化炭素:76.0%
・メタン:15.8%
・一酸化二窒素:6.2%
・フロン類:2.0%

なので、二酸化炭素の排出量が課題とされているわけです。

そこで,二酸化炭素吸収量が杉の50倍とされるモリンガ植樹が増える事で、
カーボンニュートラルに効果的であるかを調べてみました。

◆世界の二酸化炭素排出量

2019年での世界の二酸化炭素搬出量は約335億トンで、
上位排出国は下記のようになっています。

1位)中国:98億t(29.5%)
2位)アメリカ:47億t(14.1%)
3位)インド:23億t(6.9%)
4位)ロシア:16億t(4.9%)
5位)日本:11億t(3.2%)

この「億トン」というのがイメージしにくいですが、
世界で335億トン → 人口1000億人分の呼吸、
人口70億人としても、地球14個分の人口呼吸になります。

日本の11億トンは → 日本人34億人分の呼吸、
日本28個分の人口呼吸になります。
(人の年間Co2排出量320kgの場合)

◆モリンガの二酸化炭素吸収量

モリンガ1本の年間二酸化炭素吸収量は、
117kg、160㎏、杉(約14kg)の約14倍や約50倍など、
様々なデータや情報があるようです。

杉に関しては40年~育った状態の吸収量としているので、
モリンガの成長スピードからすると
確かに数十倍はありそうです。

気候的にも日本での自生が難しいので、
国内でのデータもありませんが、
最小値の110kgと設定してみたいと思います。

◆例えば日本に植えたとしたら

面積の狭い日本ですが、
耕作放棄地は42万3000ha(2015年)に上るそうです。
北海道の約半分ほどの広さです。

ここにモリンガを植えるとすると、
1ha(100m×100m)に6000本ほどが可能で、
その423000倍で25億本の植樹ができる計算です。

モリンガ1本あたりの年間二酸化炭素吸収量110kgとすると、
年間2.7億トンの吸収量で、
日本の二酸化炭素排出量の約25%を抑える事になります。

仮にモリンガのCo2吸収量が、
杉の20倍だと7億トン、杉の50倍だと17億トンになり、
日本のカーボンニュートラル実現の可能性が見えたりします。

机上の数値ではありますし、
各エビデンスや現実問題は多々ありますが、
モリンガが秘めている力をあらためて感じたところです。

◆グリーンカーボンとブルーカーボン

ちなみに、森林が吸収する炭素をグリーンカーボン、
海中の海藻や海洋生物などが吸収する炭素をブルーカーボンといいます。

生物により排出された二酸化炭素のうち
グリーンカーボンが約12%を、
ブルーカーボンは約30%を吸収しており、
残りの約57%は大気中に放出されているとの報告があります。
(日本マリンエンジニアリング学会誌)

海に囲まれた日本はブルーカーボンも効果的でしょうし、
グリーンカーボンと、また最先端技術も合わせると、
日本のカーボンニュートラル実現が期待できるリサーチでした。

◆モリンガとSDGs
モリンガはSDGsにも関わり深い植物です。
飲むことで「3.すべての人に健康と福祉を」、
栽培が増えれば「13.気候変動に具体的な対策を」「15.陸の豊かさを守ろう」に繋がりますので、
モリンガを生活に取り入れることは
ひとりでもできるSDGsの取組みだと感じてもらえると、
私たち「太陽の食卓」としてもとても嬉しいですね。

>>”>モリンガ商品はこちらご覧ください>>>

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